8インチフロッピーの話


■社会人になってもう30年近くになってしまった。気がつけば、コンピュータ好きだからと、何となくコンピュータにかかわる仕事をして、30年も近くたったということだ。

■私が、仕事で触ったことがあるコンピュータには、ハードディスクがなく、OSの入ったシステム・フローピー(データが入ったものは、データーフロッピーなどと言っていた)を挿入してからでないと、起動しないものがあった。

■そのフロッピーが8インチだった。8インチフロッピーを説明するのに、「LPレコードみたいな感じだ」と言ったら、「LPレコードって何です?」と言われた。

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イノベーションの話


■頭の悪いおっさんが口にするバズワードが「イノベーション」だ。
この手の用語を口にする人は、「英語をしゃべる」ことイコール「国際化」で良いことだと思っているのではないか?なんともお花畑である。

■昔、アメリカの研究所であった話。マウスを使用して「こぴぺ」が出来る画期的なパソコンを見せられた経営者が、「紙で出来るから、こんなの意味ないじゃん」と言ったそうな。

■イノベーションとは、海の向こうでもなく、英語を流暢にしゃべることにあるのでもない。それは、現在の時間軸では「無意味」や「無価値」といったレッテルの裏にあることに気がつかなければならない。

■本当の知恵ある人は、常識を持っていながら、それに囚われていない人のことを言う。そんなおっさんでありたい。

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RPGで行こう


■RPGと言えば、ドラゴンクエストとか、そんなゲームのことだと、みんな思うだろう。昔、AS/400というベストセラーオフコンがあって、その開発言語がRPG/400というのだ。

■この、何という泥臭さ、アカぬけしていない感が、たまらなく魅力的ではないか!私は10数年、RPG/400を触り続けて、この「仕事は出来るが、まったく花がない」言語に魅了されたものだ。

■しかし、世間ではwindowsだのダウンサイジングだの、チャラチャラした風潮に押されて、AS/400は馬鹿でかい冷えない冷蔵庫のような扱いになってしまった。

■最近では、オブジェクト指向でないとシステムは作れないという。多分、そうだろう。でも、私の頭の中には、「泥臭く仕事をする」RPGの精神が今も生きていると思う。(泥臭いだけかもしれん。)

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(EXCEL + ACCESS) ÷ 2 = PIPS


■この会社に入って最初の業務が、データー入力だった。そのコンピュータにはPIPSなるものが動いていた。

現在はフリーウエアになって、誰でも利用できるようになっているようだ。

■当時はEXCEL一般的ではなかったと思うし、ACCESSなんぞ影も形もなかった。PIPSは、データベースとして、あるいは表計算ソフトとして、その当時しては画期的なものだったんだなあと思う。

■マクロを作成して動かせば、いちいちフロッピーを読んで、計算し、またフロッピーに書き込んでと(ちなみに5インチである)、いかにも動いていますといった感じであった。

■計算結果は横に置いてあるドットインパクトプリンターの、甲高い音とともに出てくる。この音を聞けば、何となく達成感がしたものだ。
今から思えば、のんびりした話である。

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4th dimension


■田舎者でかつ、自分が空っぽなアホほど都会に憧れるものである。まさしく亀人が。パリジェンになったような衝撃だった。何の話か?4Dである。

■データベース開発環境としてMS ACCESS しか知らなかった私が、何を血迷ったか、4thDimension(4D)で開発を始めたのである。

■当時ASPdotNETはまだ無かったと思うから、WEBを考慮したデーターベース環境で、これほど洗練されたものはなかったと思う。

■「開発環境は何を使われているんですか?」と聞かれたときに、小声で「accessです。」と言っていた私が、急に声がでかくなり「4Dですが、何か!」といったものである。

■誤解されたらいけないので言うが、MS ACCESSでも、高度なシステムは構築出来るし問題がない。が、入門者向けというイメージが強いのは確かである。

■4Dは、独特ではあるが、非常に面白い開発環境である。今でもMACが中心の開発ならば、4Dは開発の選択肢になりうると思う。

■しかし、弊社のPCはWindowsが中心である。やはりマイクロソフト社が選択肢の中心になってしまう。開発環境はvisualstudio(VB2010)+ MS SQL serverだ。無難この上ない。

■4Dを使用していた数年間は、開発環境の奥のにある開発者の夢を垣間見たような気がした。そんなツールだ。

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気が向いたときに、ぼちぼち追加します。
ぼやきのような話なので、あまり意味がありません。